ぐだぐだわーくす

意識低い系目標と面白アンテナを掲げて世界征服をもくろむBLOG。我を崇めよ(*‘ω‘ *)

被疑者段階を犯人ってマスコミが呼称する残念さ

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こんにちは!DAC(id:dacs)です。

今回はツッコミを一つ。

毎日新聞写真部のTwitterから

https://twitter.com/mainichiphoto/status/853568717145260032

これは松戸市の小3女児誘拐殺人事件に纏わるつぶやきです。

この事件に関しては個人的に凄く思うところが多く、事件を起こした人には名状しがたい怒りを感じています。ただ、今回のツッコミとは関係ないので、それは措きます。

問題はここです。

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はっきり「犯人は」と書いちゃっています。自分が知る限り逮捕されている人の現状の位置づけは、被疑者、マスコミ用語では容疑者です。

注:修正済み

本つぶやきを削除し、容疑者と書き換えたつぶやきで修正済みとなりました(4/17AM確認)

何が問題なの?

「悪いことやったから捕まったんでしょ?」残念ながら違います。

chigai-allguide.com

悪いことをやった可能性が非常に高いという疑いを持たれたから逮捕されたんです。「似たようなものじゃないか!?」いいえ、違います。犯人とは疑いに対して法的に確定された段階で呼ばれるべき呼称です。それがいかに濃厚であろうと、そのプロセスを経ずに呼称することは誰にも許されていません。

まして、マスコミの立場であるなら、つぶやきであろうと間違えで行ってはいけないことです。

心情的には理解出来るが絶対やっちゃ駄目

日本の警察は検挙が可能で、最終的にその判決で勝てる状況でなければ、逮捕まで処理を進めないという話はよく聞きます。

その状況を受けてか、今回の被疑者は逮捕直後から顔写真、氏名、来歴が一気にマスコミによって拡散されました。実際DNA型が現場採取の物と被疑者の物が酷似するとのことですから、論理的にはほぼ確定と言えるほどに証拠は揃って外堀は埋まっています。

心情的には自分も理解します。むしろ、恐らくそれを口にした方々によりも心底この犯罪を憎悪しています。

しかし、司法の存在というのは建前でもなければ、民間の信ずるところに沿うためのプロセスではありません。不確定なものは不確定なのです。そこは心情だけでカジュアルに踏み越えて良い一線ではありません。

今回の報道でもう一つ心配なこと

それはこの被疑者の家族のことです。

近所の人は当然家族の存在はもとより、その構成、生活圏を見知っています。ネットでは僅かな情報から興味本位で、或いは歪んだ正義感から家族まで断罪の対象にする可能性が高いと思います。

しかし、被疑者が仮に本当に犯人であろうと、その家族には罪がありません。正義感を羽織った人達が行う断罪は、何の正当性も無くそれ自体が犯罪と看做される可能性が高い行為です。マスコミが与える言葉、不要な周辺情報の提供は、文字通りもう一つの家庭を徹底的に破壊するかもしれません。

先日、和歌山の毒カレー事件の林死刑囚の長男へのインタビューをテレビで報道していました。彼自身は何もしていませんが、事件後の人生は大きく狂いました。今尚、その関係を看破されることを恐れて生きているということでした。少なくとも自分は彼にそんな人生を歩ませる権限も意図もありませんし、酷いことになっていると思いました。

何をどこまで裁くかは、司法が決めることです。それが心情的に正しくない結果となることもありますが、最初から軽んじるのは違うと思うのです。

終わりに

ぐだぐだわーくすを一ヶ月書いてきましたが、文章が長くなる一方なのです。

初志としては気軽に書いて、結果的に長くなれば仕方ない。そういう姿勢だったはずなのですが、段々1エントリになんでもかんでも詰め込んで完成度を高めようとしちゃっていたんですね。これやり遂げるとそれなりに書き手として満足度高いんですが、逆に首を絞めている面がありました。つまり、自分がOK出すレベルを自分でどんどん高く線引きしてしまって、書くのが億劫になるんです。端的に言うと辛い。

これはいかん。何かが違う。そう思いはじめても書いてきた訳ですが、そろそろ手綱を緩めて気軽な書き散らしにトライしようかな…と。Twitterの延長レベルでいいんじゃないか…と。その時思ったことを書いておいて、裏付けは後で(永久に来ない後でかもしれないけど)でまずはやってみましょ。そう思って手がけた第一弾です。

追記

とっても良い記事。マスコミは心の中に正義を持つことは大事だけど、あんたらが判決下して風評を垂れ流すのは違う。

受け取り手が喜ぶからという理由ならなお悪い。それがいいなら、フィクションでも扱えばいい。

https://news.yahoo.co.jp/byline/yanaihitofumi/20170416-00069982/