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米IT企業の決算報告に思う、今が旬の持たざる経営の先行きはいかに?

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こんにちは、DACです。

今日は持たざる経営についてチョロリと書きますね。

今回のネタ元

本日の日経新聞朝刊の社説です。
www.nikkei.com

概要

  • アップルや、グーグルの親会社であるアルファベットなど5社の純利益は、前年同期より21%多い約2兆5000億円に増えた
  • 一方、IBMやヒューレット・パッカード・エンタープライズなど古い事業構造の大会社は新しい技術への対応や事業の絞り込みが十分でなく、苦戦を強いられている
  • マイクロソフトは旧来の構造から事業の範囲を機敏に見直し転換を上手く行えた例として注目できる
  • 日本企業は事業をひとたび広げると、なかなか狭められない傾向が強い。それだけに短期間で方針を変更し、得意とする領域に集中した例は参考になるだろう

所感

今回の勝ち組となったのはアップル、アルファベット(Google)、マイクロソフト、アマゾン、フェイスブックといった時価総額が5000億ドル(55兆円)を超過した現在の世界の新TOP5だ。特にアマゾンに関して言えば、個人長者の中の絶対王者であり続けたビルゲイツを一日だけとはいえジェフベゾスが超えたことは大いに耳目を集めた。

傾向として、これらの多くはIT企業であり、マイクロソフトとアップル以外はいまだ新興企業の部類に属する。歴史を知らない人はGoogleやアマゾン、Facebookが昔からとんでもなく大きい会社だったという誤解をしている可能性もあるが、それこそガレージから始めたような吹けば飛ぶようなチンケなものだった。いまやそれらが無ければネットはおろか社会が回らないという巨人となってしまったけれど、現代のアメリカンドリーム、ITドリームの体現者だ。勿論、マイクロソフトやアップルだってそういう存在だった時期はあるけれど、年季は違う。

話がずれた。他にもこれらに共通するところを挙げるとすると、記事に挙げられるようにクラウドを上手く使い収益をあげたということがあるだろう。


純利益を前年同期の2倍に拡大したマイクロソフトは、ネットを通じて企業に情報システムを貸し出すクラウド事業を伸ばした。クラウドサービスは利便性や費用の低さが評価を受け、市場が拡大している。この分野では米アマゾン・ドット・コムが先行し、約3割の世界シェアを握る。

企業は高性能のコンピューターやソフトを自ら買う必要がなくなり、実際にこうした傾向が強まっている。マイクロソフトもクラウドの普及で主力製品の需要が減る事態に直面したが、成長分野に人員や資金を大胆に振り向けた。

え、ここで「facebookはクラウド関係ないじゃん?」とツッコむ君、君のような勘のいいガキは嫌いだよ。

鋼の錬金術師 君のような勘のいいガキは嫌いだよ タッカー
その通り、無理矢理一つでくくろうとすれば無理はあるのだけれど、ここで大事なのはクラウドという一概念じゃない。

要は状況に応じてそのときの求められる需要に対し柔軟に対応したサービス提供をしているということがポイントだ。その中の大きな共通項の一つがクラウド事業。そして、必ずしも自社リソースとして抱え込まず外部リソースを上手く使いこなす持たざる経営のありかただろう。

勿論クラウド事業を主体的に行う、巨大なWebサービスを提供していく、調達販売配送業務を担うといった彼らの主業務を維持するためには一定のリソースの抱え込みは必要だろうし実際そうしている。

しかし、それはあくまでその時点時点のコア業務でしかない。固定的では無い。流動的であることを怖がらず、常に決断し迅速に自分の姿を変えていく。旧来の大企業が上手い結果を出せなかったのは変化しようとした物のどうしても捨てられない自社リソース、既に損失の方が大きくなってしまっている事業の切り捨てが出来ていないことが明暗を分けている。

終わりに

記事中では、日本企業はこの成功者達を参考にするべきと言う。

実を言えば、変わりつつあるのではと思わせる動きもつい先日あった。ソニー傘下の会社がFUNNIMATIONの株のほぼ全てを取得し経営権を持ったことには正直ビックリした。確かに映像配信業に関しては実績的にノウハウはあるだろうが、ここに目をつけるというのは素晴らしい。経営者もそのまま温存し、直接的なリソース管理ではなく協業の形を取って結果をすぐさま手持ち出来るようにした判断もとてもスマートだ。

翻って日本電機企業を見てみよう。なるほど外資に引き取られるなり、国や銀行の援助を請うなり、青い顔をして買い手を探すなりはしているものの多くの企業は黒字転換の報道がある。しかし、先行きは多難だ。何しろかけ声だけは選択と集中とご立派だが、実態は捨象して売り払った事業の売却益でなんとか生き残って儲かったふりをしているだけというのが実態だったりする。新しい事業に果敢に立ち向かって開拓しようとする気概が見える企業などほぼほぼ見かけない。リスクが取れないというよりも先見性、利発性が欠如して、いまある物に固執しすぎている。実に情けない話だと思う。