ぐだぐだわーくす

意識低い系目標と面白アンテナを掲げて世界征服をもくろむBLOG。我を崇めよ(*‘ω‘ *)

Hello,World!!世界コスプレサミットに見る愛と情熱の力

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こんにちは、DACです。

今回は7/29から8/6まで名古屋で開催されていた世界コスプレサミットのお話です。

世界コスプレサミットとは

"MANGA"の聖地・日本で開催されるコスプレ世界一決定戦!!とのことで、世界中のコスプレイヤーを通して新しい国際交流を創造するため2003年日本・名古屋で誕生したイベントです。

「そもそもコスプレとは何か?」という方に向けて書くとコスプレとはコスチュームプレー、即ち漫画やアニメ、ライトノベルその他の創作物の登場人物等をモチーフに服飾や装備品など造形を模してかつ言動やアクション、性格など一切の存在を全て「なりきる」楽しみ方を指します。一般的な消費方法である「読む」「見る」に対し、「描く」という同人誌活動や「感想・批評する」という書誌的活動と共に次第に層を厚くしている深い作品の愛し方、或いは別個のサブカルチャーとして成長してきた存在とも言えます。

怒られてしまいそうですが、ライトヲタで無知な小生は同人即売会の脇役的なイメージを内心持っておりました。とんでもない話です。申し訳ない。

国際的

WCSへの参加チームは年を追うごとに増え続け、香港や台湾といった地域の代表チームも含めると、2016年ではついに30ヵ国・地域が参加するに至りと公式紹介にはありますが、本年度2017年に至っては34チーム(32カ国・3地域)の参加に至っています。

2017年参加チーム(英語名アルファベット順)
  1. Australia(オーストラリア)
  2. Brazil(ブラジル)
  3. Canada(カナダ)
  4. China(中国)
  5. Denmark(デンマーク)
  6. Finland(フィンランド)
  7. France(フランス)
  8. Germany(ドイツ)
  9. HongKong(香港)
  10. India(インド)
  11. Indonesia(インドネシア)
  12. Italy(イタリア)
  13. Japan(日本)
  14. Korea(韓国)
  15. Kuwait(クウェート)※諸事情により不参加となりました。
  16. Malaysia(マレーシア)
  17. Mexico(メキシコ)
  18. Netherlands(オランダ)
  19. Philippines(フィリピン)
  20. Portugal(ポルトガル)
  21. Russia(ロシア)
  22. Sweden(スウェーデン)
  23. Singapore(シンガポール)
  24. Spain(スペイン)
  25. Switzerland(スイス)
  26. Taiwan(台湾)
  27. Thailand(タイ)
  28. UK(イギリス)
  29. USA(アメリカ)
  30. Vietnam(ベトナム)
  31. 【New!】Belgium(ベルギー)
  32. 【New!】Chile(チリ)
  33. 【New!】Myanmar(ミャンマー)
  34. 【New!】Puerto Rico(プエルトリコ)
  35. 【New!】UAE(アラブ首長国連邦)

サミットと呼ぶに相応しい世界的な規模を持つ大会となっていることが分かりますね。アジアは勿論ヨーロッパも北欧東欧西欧、アメリカも北米だけではなく南米各国、中東もです。決して政情が安定している国ばかりではありません。

コスプレへの愛と情熱は世界を結ぶ

それでも、漫画やアニメ、そして何をおいてもコスプレを愛し、コスプレを通じて繋がることを求め、「我こそは!」とこの極東の島国に馳せ参じたと思うと、胸が熱くなりますね。

だって考えても見て下さい。はっきり言いますと伝統的な服飾を乱すだけで下手すれば石打ちや鞭打ちされて当たり前とされる場所もあるのです。或いは紛争のさなかであったり近隣ではいつなんどき砲弾や爆撃が始まるかというお国柄もあります。日本の常識で量れませんよ。命がけの可能性が多分にあるんです。それでも彼らは誇りを持って、作品が大好きで、それに少しでも近い存在になりきろうと日々努力しその結晶とも言えるものを見せに来てくれているんです。

選考過程も半端じゃない

各国には各国の予選がありその代表(2人1組のチーム)です。国を背負うというのもありますが、その参加者達個人の誇りというのはとてもとても気高いものがあるでしょう。日本国内予選も2016年10月の東京予選を皮切りに、各ブロックごとに代表を決め、更には2016年5月に二日間かけた決勝戦を勝ち抜いた日本代表を決めて参加しているのです。

勿論、それと同時に彼らはきっとイベントを待ち望み楽しんでいる。これは甲子園の高校野球大会やオリンピックと同じ位置づけの祭典なのです。

主催

世界コスプレサミット実行委員会(外務省・愛知県・名古屋市・名古屋観光コンベンションビューロー・中部国際空港・テレビ愛知・大須商店街連盟・中日新聞社・株式会社WCS)の主催です。

なんとここでも外務省です。最近、小生はゴルゴ13安全教本他で何かと外務省が手引きをする面白コンテンツに出会うのですが三回目ですよ。本当に色々頑張っていますね。お役所ですからあまり前にでづらいのでしょうけど、もっと評価されて良い活動ぶりです。勿論実行委員の一つですから、他の各社も勿論なのです。こういう元気が出る、元気を生み出すイベントをずっとやり続けていることに敬意を持ちます。協賛後援各社、各省庁もです。是非是非火を絶やさぬようお願いしたいです。

メディア報道と所感

目立って力を入れているのはなんと言っても毎日新聞です。(主催でも協賛でもないので意外な感じ)

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この情熱はどこから来るのと思うくらいの熱の入れようですが、動画を見たりこの参加国の顔ぶれを見るだけで小生もその重いに強く共感します。つい先ほどまで知らなかったのにも関わらず、これは書かずにはいられません。指が動くのを止められません。

日本のコスプレは確かにオリジナルですし、その層は途轍もなく分厚いでしょう。歴史があります。しかし、その日本をして2003年からの総計15回の開催のうち日本が優勝したのは2回です。イタリアとブラジルが3回、更に他の国だって負けず劣らずしのぎを削り次こそはと研鑽を積んで訪日するのです。

今年の優勝者は!

今回は「ブラッド ザ ラスト ヴァンパイア」のコスプレでパフォーマンスをした中国代表が初優勝した。「怪~ayakashi~化猫」のコスプレでパフォーマンスをした日本代表は3位とのことです。惜しい!そしていずれも素晴らしい!!
www.youtube.com

しかし、実際に中国代表を見ればその出来は圧巻です。結構前のアニメですが「ブラッド」は呪われた吸血鬼の血を持つ二人の姉妹が織りなす闘争の物語です。一人は吸血鬼の姫(ディーヴァ)として一人は人を守り吸血鬼を根絶やしにせんとする戦鬼(主人公さや)としてです。吸血鬼と要っても中性の吸血鬼イメージでは無く、一言で言えばチュパカブラ的な造形の醜悪かつ凶悪な化け物です。この吸血鬼とさやに扮したコスプレは、それこそアニメで見たそれがそのまま抜け出してきたような存在感を示しています。ライトオタでしかない小生をして「おお?!これはっ!!」と心の中で立ち上がってしまうようなものがありました。

なんとプロポーズまで!!

参加者である代表は2人1組です。多くは異性との組み合わせとなります。

今回はなんとこのコスプレサミットの最後で最大の盛り上がりである「世界コスプレチャンピオンシップ」で二組のカップルがプロポーズを行い見事カップル誕生となったのです。これは仕込みとか演出では無く、開催側も全く想定に無かったことのようです。台湾代表とブラジル代表がステージ上でサプライズプロポーズを行った。2組ともプロポーズを成功させ、突然の出来事に観客は大興奮し、歓声を上げ、大きな拍手を送った。と報じられています。

他人事で事後なのですが、すごくドキドキしますね。だってぶっつけで超盛り上がっている場面ですよ。もし本当に本気で断ったらそれこそ場が凍り付き一転お通夜状態になりかねません。現実問題はそれなりの事前調整はしているんじゃないかとも思うのですが、それにしたって運営が知らなかったのは本当でしょうし豪胆すぎる。それをおいても、本当に良い結果になって良かった。知ったばかりの話ではありますが、末永くお幸せに!そうネットの末端から祈りを捧げたく微笑ましく思いました。

終わりに

よく報道でアニメや漫画などのサブカルチャーが世界に通じるコンテンツとなり世界中で愛されていると耳にします。或いは統計などでこれこれこういう規模の人達が楽しんでいるんだとも目にします。

しかし、小生が実感をもってそれを染み入るように感じたのはこのニュースが初めてでした。

「げんしけん」という漫画ではスーやアンジェラといった女性のヲタクがサークルげんしけんに関わってきます。アンジェラはコスプレイヤーとしてスーは消費型ヲタクとして(二代目ではヒロインに成長)です。しかしそれを見ても可愛いし萌え対象にはなれど、片方では所詮作り物じゃ無いかという醒めた思いも持って眺めていたのです。


たまにゲームやアニメを見てテケトーに感想を言う程度の消費型でろくな知識の蓄えも無いライトヲタの認識がこれです。更に興味が薄い、もしくは縁の無い人からすればましてをやでしょう。ですからこういったイベントは凄い貴重だと思います。参加者にとっては勿論ですが、文化として人の営みとしてコスプレがあるという認知が進んでいくと良いですね。肩肘張った者でも無く、かといって人に隠れてするようなものでもなく、自然体で楽しめるものとなって世界の仲間と繋がっていくのを見守れたらと思いました。