ぐだぐだわーくす

意識低い系目標と面白アンテナを掲げて世界征服をもくろむBLOG。我を崇めよ(*‘ω‘ *)

それでも僕らは「思い」や「情報」を「直接」出力すべきだ!

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こんにちは、DACです。

今日は、情報出力の姿勢についてお話しします。

抱腹絶倒!大本営放送紛いのトランプリアルニュース

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アメリカのトランプ大統領は、批判的なマスコミを「フェイクニュースだ!」と、こきおろすことで有名だが、痺れを切らしたようだ。ついに「リアルニュース」と主張する動画の配信を始めた。

いかにもトランプ大統領がやりそうなことをやったというお話しですね。

自画自賛的にキャスターのカイリー・マッキーナニーに4日に発表された雇用統計を紹介し「トランプ大統領は明らかに経済を正しい方向に戻している」だの「アメリカ国民の雇用を守るため」として移民を規制する法案を発表したことやベトナム戦争の功労者らを表彰したことだのトランプ政権が始動してから100万人の仕事を創出し、失業率は16年間で最も低いだのと大絶賛です。

当然こういうことをされてはマスコミは黙っていません。「お前らはフェイクニュースだ!嘘ばかり流している!!」と平時からトランプに言われ続けていますし、CNNに至ってはCNNと顔に書かれたCNNマンにトランプが馬乗りになってグレイシー柔術よろしく殴りまくる動画を配信されたりしていましたしね。端から見ている分には質の悪いギャグでしかないので「また馬鹿やってるわ。ここまで馬鹿だとすげえ」などと腹抱えて笑うだけですが、当事者やメディア周辺の人はあの藁人形を見る視線には忸怩たる思いがあった筈です。

実際、ここ最近のトピックスとしては、「( `_ゝ´)ムッチーことスカラムチさん周辺で起きた罵倒の数々で生え抜きの人材が次々と辞任してトランプキャビネットが混乱の極みにあることとか、米軍にトランスジェンダーは入れないと言い出して総スカン食ったとか、オバマケア廃止を当初から主張していたけど結局部分的になし崩しにせざるを得なかったとかなのに、Foxconnあたりの話やお給料がどうのと言われてもねえ」といったことを米Buzzfeedが報道し、CNNはそれを引用しています

CNNにとっては因縁はそれだけではなくて、キャスターのカイリー・マッキーナニーがCNNを退職してこの「リアルニュース」に参画しているのもあると思います。

CNNではこの「リアルニュース」を自分で完全に内容をコントロールできる放送を始めた形で、「北朝鮮で見るようなプロパガンダ」、ワシントンポストでは「Trump TV's 'real news' sounds more like real propaganda(トランプテレビの「リアルニュース」はリアルなプロパガンダと呼ぶのがお似合いだよ)」と批判をしまくっています。

まあ確かに大本営放送とか北朝鮮の国営テレビに近いものがあります。都合が悪いことは一切出さずに褒め称えるだけというのはどうかと思うので、この批判は妥当だと思います。

任天堂が始めた「リアルニュース」ことニンテンドーダイレクト

しかし、一概にこのトランプの動きを全て否定して良いのかというと小生は違うと思うのです。

近代から現代にかけて一次情報を伝達する役目はマスコミが担っています。とはいえ、基本的に彼らマスコミ自身がニュースソースではありません。もしそうだったらマッチポンプですからね。大抵は、どこかにニュースソースとなる事件や事実、イベントなどがあってそれを取材して編集して広く知らしめるのがマスコミの機能です。

ただ、この機能が必ずしも上手く動かない場合もあるわけです。

その例として一つあげると故人となった岩田前社長が2011/10/21に開始した動画配信「ニンテンドーダイレクト」です。この「ニンダイ(愛称)」は、任天堂が自社ハードウェア向けソフトやサービスを「直接っ!」ユーザに伝えるために自前で報道しようというもので所謂「リアルニュース」です。
www.nintendo.co.jp

岩田前社長が既存のメディアを嫌ったという証跡を特に掴んではいません。しかし、間に不純物を入れず自分たちが作った物を遊んでくれるユーザに直接見せたい、知らせたいという気持ちは凄く分かるのです。だって、その発売前のゲームやリリース前のサービスの面白さや魅力を一番知っているのは開発者です。「ここを見てよ、ここがいいのよ!自信あるんだ!」的なものがあるんです。

これがニュースメディアなり番組を通すとカットされてしまったり、熱気が見えなくなってしまうわけです。紙面や尺には制約がありますから、報道側が「ここを伝えたい」という部分に限定されるのは仕方ないのです。でも、開発者的には「そこじゃないだろ!?ここだよ!!ここっ」的なものが削られてしまうのはいかがなものかという思いがそこにはあったのだろうと思います。

多くの報道メディアは限られた紙面や尺の中で出来るだけ正確に、可能な限り早く、誠意を持って報道に望んでいるのは間違いありません。彼らは事実を事実のまま伝えることに全身全霊をもって働いています。

でも、それが全ての訳はないのです。当たり前ですね。メディアに載るということは実像にある膨大な情報量を伝聞するために切り取って伝えるのですから報道者が「主要であると考えた物に限定して伝える」のです。報道の受け取り側としては主要で無いと切り捨てられた物に実は大事な物があるのでは無いか、実はメディアそのものに偏りがあるのではないかという観点を持とうとすること、メディアリテラシーが大事です。

そうとはいえ、そもそも最初からメディアが不要として捨て去ったという判断は下流である受け手が気付く可能性はほぼありません。その意味で本当の一次情報を持つニュースソース自身が「リアルニュース」を出力しようという動きは決して間違えてはいません。むしろどんどんやるべきです。(後述するバランスの問題は当然あるとしても萎縮すべきではない)

終わりに

本当はもっと語りたい内容があったのですが、時間切れです。

話が小さくなってしまいますが、ブログも個人が直接出力するという数少ない有効な手段です。大手といってもたかだか月あたり数百万PV程度だったりするので既存メディアからすれば塵芥なのですが、それでも何かを伝えたい気持ちがあるならば出力することには意味があります。

勿論、何でもかんでも良いかと言えば微妙ではあります。物事には当然重み付けというのがあって重要な物、そうでない物というのもあります。そもそもが嘘じゃないか、間違いじゃ無いかというものもあります。コピーコンテンツもあれば法や倫理に反する物もあります。個人が一次ソースとして情報を出力する場合はそれらに対してほぼ一切の制約がありません。ですから、Webは玉石混淆と言うよりはゴミ集積所として日々ゴミが生成され積み上がっている状況です。

その中では一定以上の品質を保って事実報道を指向し続けているマスコミはやはりピカイチというか別格の存在です。これはこれでとても大事なことなので必要以上に貶めたりすることはあってはならないのです。

ただ、その一方でマスコミこそがリアルニュースであるとするのも違うと思うのです。彼らは彼らの誇りと信条にかけて決して嘘をつこうとはしないけれど、決して鵜呑みに出来ない、鵜呑みにしてはいけない存在でもあります。彼ら自身もその自覚は無くてはなりません。

だからという繋ぎも変ですが、「だから」個人が直接メッセージを出力し続け、個々にどういう受け取り方をすべきかどう出力すべきかを念頭に持っていくことが大事。そう小生は考えるのです。